画像 コレステロールの話し




 コレステロール関連のニュース -5- タバコの知られざる害とリスク

★1.「コレステロール基準値の改定」
★2.「コレステロール値が高めでも、喫煙や糖尿、高血圧などがなければ、それほど気にする必要はない」
★3.「高脂血症基準と心筋梗塞を引き起こす危険因子」
★4.「境界型糖尿病とウォーキングの健康効果」
★5.「足は第2の心臓:閉塞性動脈硬化症に注意」
★6.「タバコの知られざる害とリスク」: (←拡大して読む)
★7.「注意! 酸化コレステロール」
★8.「脳梗塞の前兆を見逃すな!」
★10.「コレステロール 悪玉のわけ」

喫煙は肺がんや心臓病にとどまらず、糖尿病など幅広い健康被害を引き起こす。
たばこを吸うと肺や喉頭など煙にさらされる呼吸器のがんリスクが高まることはよく知られている。煙には「タール」など四千種類もの化学物質が含まれ、少なくとも六十種類以上に発がん作用があるとされる。たばこを吸わない人と比べた喫煙者の肺がんリスクは男性で実に4.5倍、女性でも4.2倍に跳ね上がる。喫煙ののリスクは呼吸器だけにとどまらず、有害物質は血液や尿などを通じて全身に運ばれる。煙は食道を通じて胃にも連ばれることがあるため、確実に胃がんのリスクが高まる。ほかにも肝臓・腎臓・ぽうこう・子宮など、様々ながんとの関連が裏付けられている。体に悪さをするのは発がん性物質だけではない。たばこのパッケージには「タール」「ニコチン」の二種類の有害物質の表示があるが、たばこをやめられない原因はニコチンだ。中枢神経に作用し、リラックスできるのもこの物質のおかげ。しかし心臓などの血管を収縮させる急性作用を併せ持つ。喫煙者は吸わない人と比べて心筋梗塞など虚血性心疾患のリスクが3〜4倍。脳卒中リスクも1.3〜2倍に高まる。糖尿病との関連も見過ごせない。喫煙者は糖尿病にかかりやすくなることが確実だといわれる。リスクが男性で1.4倍、女性で3倍に高まるとの結果が出ている。糖尿病は心臓病や脳卒中に加えて、失明や腎臓病などを引き起こす原因ともなる。ほかにも不妊症や自殺など、喫煙との関連が取りざたされている健康被害は枚挙にいとまがない。喫煙する妊婦では低体重児が生まれやすくなり、たばこを吸わない妊婦と比べて平均体重が200〜250g軽いという。喫煙者の自殺率は吸わない人の1.3倍に高まるとの疫学調査結果もある。国内の患者数が500万人にのぼり、ひどい息切れやせきが続く慢性閉塞性肺疾患では患者の9割に喫煙歴があり、残る1割も受動喫煙との関連が強いとされる。家族や同僚に病気をもたらす受動喫煙の被害も無視できない。フィルターを通して喫煙者自身が吸い込む主流煙と比べ、周囲にまき散らかされる副流煙のほうが有害物質の含まれる量は数倍多い。それを吸い込んで周囲の人が受ける被害も、がんなどにとどまらない。親が喫煙すると子供が中耳炎やぜんそく・虫歯などにかかりやすくなることが、国際的な調査で明らかになっている。乳幼児突然死症候群のリスクも確実に高まると考えられている。健康に気を配り、タールやニコチンの表示が低いたばこを吸っている人も多いだろう。しかし低タールたばこの危険性が低いことを示すデータはない。低タールだと、満足を得るために深く煙を吸い込むため、逆に被害が大きくなってしまう可能性もある。たばこの本数を減らせば、その分だけ被害のリスクを下げられる。しかし、最も効果的なのは禁煙だ。禁煙して1〜2年もたてば、心臓病や脳卒中のリスクはストンと下がる。一方、長期にわたり害が積み重なるがんの場合、禁煙しても効果が出るまでに時間がかかる。それでも例えば肺がんなら、喫煙する男性ではリスクが4.5倍に高まるものの、たばこをやめて9年以内では約3倍、10〜19年の人で1.8倍と徐々に低くなっていく。20年以上たてぱ、たばこを吸わない人と変わらなくなるという。やめるのは、いまからでも遅くはない。
★1.「コレステロール基準値の改定」
★2.「コレステロール値が高めでも、喫煙や糖尿、高血圧などがなければ、それほど気にする必要はない」
★3.「高脂血症基準と心筋梗塞を引き起こす危険因子」
★4.「境界型糖尿病とウォーキングの健康効果」
★5.「足は第2の心臓:閉塞性動脈硬化症に注意」
★6.「タバコの知られざる害とリスク」: (←拡大して読む)
★7.「注意! 酸化コレステロール」
★8.「脳梗塞の前兆を見逃すな!」
★10.「コレステロール 悪玉のわけ」





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