善玉コレステロール(ＨＤＬ)と悪玉コレステロール(ＬＤＬ)

　コレステロール自体は同じですが、血液中を流れるとき結びついているリポタンパクの状態で違いが生じ、
　善玉と悪玉に区別されます。


　・善玉（ＨＤＬコレステロール）…各組織で余ったコレステロールを取り込み、肝臓に運び去ります。
　　このＨＤＬが減ると、余分なコレステロールが回収されなくなり、血管や組織に溜まります。

　・悪玉（ＬＤＬコレステロール）…組織にコレステロールを運びます。
　　このＬＤＬが増えると余ったコレステロールが組織に溜まり、動脈硬化・高脂血症などを引き起こします。


　・コレステロールの値を見る時は、総コレステロール値だけでなく、

　　　悪玉（ＬＤＬコレステロール）が正常域以下かどうか？
　　　善玉（ＨＤＬコレステロール）が正常域以上かどうか？

　　を合わせてみる必要があります。（正常域については 血液中の脂肪分 を参照）

　・ＬＤＬコレステロール値の計算法（中性脂肪400�r/dl以下の場合）
　　　最初の血液検査では、総コレステロール・中性脂肪・HDLしか測定されないことが多いので、
　　　ＬＤＬ値は　自分で計算しましょう。
　　　　

ＬＤＬコレステロール＝総コレステロール−(中性脂肪÷５)−ＨＤＬ
      
　　　注：計算結果は実測値ではなく、あくまでも推測される計算値です。

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