画像 コレステロールの話し




 コレステロール関連のニュース -4- 足は第2の心臓:閉塞性動脈硬化症に注意

★1.「コレステロール基準値の改定」
★2.「コレステロール値が高めでも、喫煙や糖尿、高血圧などがなければ、それほど気にする必要はない」
★3.「高脂血症基準と心筋梗塞を引き起こす危険因子」
★4.「境界型糖尿病とウォーキングの健康効果」
★5.「足は第2の心臓:閉塞性動脈硬化症に注意」: (←拡大して読む)
★6.「タバコの知られざる害とリスク」
★7.「注意! 酸化コレステロール」
★8.「脳梗塞の前兆を見逃すな!」
★9.「悪玉少なくても楽観禁物」
★10.「コレステロール 悪玉のわけ」


普段見舞われたことのない痛みやむくみが続くようなら要注意。一度、専門医の診察を受けるのがよいだろう。散歩やゴルフなどの最中、大して疲れていないのに急にふくらはぎが痛くなり、立ち止まったりしゃがみ込んだりした経験はないだろうか。二、三分じっとしていると歩けるようになるが、また、しばらくすると痛みが襲ってくる。こうした歩行中に突然歩けなくなる状態を「間欠性跛行(はこう)」といい、五十代以降の中高年に多い足の動脈硬化症である閉塞(へいそく)性動脈硬化症の特徴的な症状だ。閉塞性動脈硬化症は下肢の動脈硬化で血液が流れにくくなるため、初期症状では足が冷たくなったり、しびれたりする。しかし、この段階で病気だと考える人は少ない。多くの場合、間欠性破行の症状が出るまで異変に気づかない。医療機関では血圧計を使って検査する。足首の上の血圧(収縮期)を上腕の上の血圧で割った値が〇・九以下だと、足の動脈硬化の疑いがある。血流が流れにくくなっていることが原因で、心臓よりも遠くになる足首の血圧が下がっているからだ。ただ、家庭用血圧計で足首の血圧を測るのは難しい。間欠性跛行のほか「手足の冷えがつらい」「足の指の色がおかしい」などの症状に心当たりのある人は、一度検査を受けるとよいだろう。「閉塞性動脈硬化症は全身の動脈硬化症の窓」と言われる。患者は脳や心臓の血管でも動脈硬化が進行していることが多い。海外の追跡調査では、患者の約六割に足以外でも動脈硬化があったという。「間欠性跛行の症状をもつ患者の五年生存率は約七割。乳がんより悪く、大腸がんと同レベル。早めに気づいて専門医に診てもらってほしい」とのこと。立ち仕事が続いたり夜遅くまで働いたりすると足のむくみが気になる。いつもはふくらはぎがむくむが、見慣れないところに症状が表れたら、腎臓や心臓などに異常があるかもしれない。見分けるコツは「弁慶の泣きどころなど、日ごろむくみにくいところをみる」こと。立ちっぱなしで重力の影響を受けて起こるむくみと違い、病気による可能性が高い。足だけがむくむ場合は心臓に、手足両方がむくむ場合は腎臓に、何らかの異常がある場合がある。立った状態でふくらはぎの内側がみみず腫れのようになったら静脈瘤(りゅう)など静脈の疾患を抱えているかもしれない。靴下の跡がひどい場合や寝てもとれない時は特に注意したい。血管内の弁の機能が落ちてむくみやすくなり、けんたい感や歩くと痛む場合もある。静脈瘤は日本人の一〜二割が抱えている。症状が軽いため見過ごすことが多いが、長時間座ったままでいると血栓ができて命にもかかわる「エコノミークラス症候群」の危険因子。覚えておこう。足は第二、第三の心臓といわれ、血液を心臓に戻す働きを担う。足は心臓や頭から一番遠い。その経路にある体の変化や血液などの循環が悪いと、影響を受けやすく症状が出やすい。糖尿病になると知覚神経が侵されてにぶくなる。足をけがしても気が付かなかったり、冬場にストーブに近づけて温めているつもりが分からずにやけどをしたりすることもある。糖尿病患者は体の免疫力が弱くなるため、傷の炎症がひどくなり腫れることが多い。悪化すると静脈や動脈がつぶれて血液が届かなくなる。最悪の場合、壊死(えし)してしまう。小さな傷でも見過ごせない。糖尿病治療では足の健康が特に重要。フットケア外来を持つ病院もある。糖尿病患者は特に足の状態を意識するようにしてほしい。
★1.「コレステロール基準値の改定」
★2.「コレステロール値が高めでも、喫煙や糖尿、高血圧などがなければ、それほど気にする必要はない」
★3.「高脂血症基準と心筋梗塞を引き起こす危険因子」
★4.「境界型糖尿病とウォーキングの健康効果」
★5.「足は第2の心臓:閉塞性動脈硬化症に注意」: (←拡大して読む)
★6.「タバコの知られざる害とリスク」
★7.「注意! 酸化コレステロール」
★8.「脳梗塞の前兆を見逃すな!」
★9.「悪玉少なくても楽観禁物」
★10.「コレステロール 悪玉のわけ」





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