画像 コレステロールの話し




 コレステロール関連のニュース -2- 高脂血症基準と心筋梗塞を引き起こす危険因子

★1.「コレステロール基準値の改定」
★2.「コレステロール値が高めでも、喫煙や糖尿、高血圧などがなければ、それほど気にする必要はない」
★3.「高脂血症基準と心筋梗塞を引き起こす危険因子」本頁
★4.「境界型糖尿病とウォーキングの健康効果」
★5.「足は第2の心臓:閉塞性動脈硬化症に注意」
★6.「タバコの知られざる害とリスク」
★7.「注意! 酸化コレステロール」
★8.「脳梗塞の前兆を見逃すな!」
★9.「悪玉少なくても楽観禁物」
★10.「コレステロール 悪玉のわけ」

現在の高師血尿基準だと閉経後の女性の半分近くが高脂血症と診断されるが、独自に作成した新基準では5%程度に減るとのこと。
内外のさまざまな調査で、心筋梗塞を引き起こす危険因子は、総コレステロールよりむしろ糖尿や高血圧、喫煙、善玉コレステロールと悪玉コレステロールの比率といったことが分かってきた。こうしたデータに基づき、年齢別の独自基準を設けた。さらに、具体的な治療指針となる「リスクポイント加点方式」も提案されている。この方式は、米国での心筋梗塞発症予測リスクに基づくもので ・総コレステロール ・悪玉コレステロール(LDL) ・善玉コレステロール(HDL) ・喫煙の有無 ・血圧 ・糖尿病の程度…に応じたリスク点数を合計し、コレステロール降下薬が必要かを判断する考え方。ある女性(59)の場合、血中総コレステロール値が1dlあたり255mgと高く、2年前に医師から降下薬を勧められたが、このリスク判断から飲むのをやめた。血圧は高めだったが、糖尿と喫煙はなく、善玉コレステロールは67と高かった。危険因子のリスク点数を合計すると17点。この点数だと、今後10年以内に心筋梗塞を起こす確率は5%と低かった。発症確率が10%以内なら低リスクとみなされ、総コレステロールの基準値は280mg(LDLで190mg)未満となる280mgより低い女性には、薬を服用する必要性はないと判断している。しかも、日本の女性は世界的に見て心筋梗塞による死亡率は低い。一方、この基準に反論も出ている。喫煙などの危険因子がなければ、コレステロール値は気にする必要はないのか?…疫学調査で、コレステロール値が高い人の方が死亡率が低いとの結果もあるが、ハワイに移住した日系人はコレステロールの上昇で心筋梗塞が増えており、総コレステロールが260mgでも大丈夫といった考えは危険すぎるとの指摘もある。コレステロール管理は大事だと反論する。また「220mg」という総コレステロールの基準が降下薬の安易な使用を促しているとの批判について、高脂血症診断ガイドライン作りにもかかわった先生は「医療現場では総コレステロールだけを目安に治療しているわけではない]と説明。さらに「女性でも降下薬で心筋梗塞が減った、というデータはある」と言う。要は、薬が必要な人と不必要な人をいかに見分けて治療するかだ。「心筋梗塞の発症を予防するうえで喫煙や高血圧、糖尿などは大きな危険因子だ。そうした因子の重みを点数に換算して治療にあたる方法を現在、検討している」と話す。「コレステロールは高めが長生き」を主張する医師はまだ少数派だが、状況は少しずつ変化している。日本動脈硬化学会が公表する新しい治療某準…さらなる議論が期待できそうだ。
★1.「コレステロール基準値の改定」
★2.「コレステロール値が高めでも、喫煙や糖尿、高血圧などがなければ、それほど気にする必要はない」
★3.「高脂血症基準と心筋梗塞を引き起こす危険因子」本頁
★4.「境界型糖尿病とウォーキングの健康効果」
★5.「足は第2の心臓:閉塞性動脈硬化症に注意」
★6.「タバコの知られざる害とリスク」
★7.「注意! 酸化コレステロール」
★8.「脳梗塞の前兆を見逃すな!」
★9.「悪玉少なくても楽観禁物」
★10.「コレステロール 悪玉のわけ」





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